Deprecated: 関数 print_emoji_styles は、バージョン 6.4.0 から非推奨になりました ! 代わりに wp_enqueue_emoji_styles を使用してください。 in /home/xs180473/behappy-studio.com/public_html/wp-includes/functions.php on line 6031

マイラインと偏見

blog

バスの中、女性の座る座席の前に立っていた。

前の女性の視線を感じた。

視線を落とすと、女性はハンドバッグを肩にかけた。

僕は女性が降りるのだと思って、混んでいる中どうにか女性の立つスペースをあけた。

バス停に着いた。

女性は降りない。

女性は次のバス停でも降りなかった。

表情は見えなかった。

僕はイラついていた。

騙されたと。

僕には女性が自分の都合で、余裕を持ちたかったのだと思ったのだ。

疲れている中、親切心で周りに迷惑までかけてスペースをあけたのだ。

なのに、この座っている女はなんだ。

まるで学校のスクーリングのときの女みたいじゃないか。

グループワーク時に女だけでぺちゃくちゃ関係ないことを話し、

呆れて僕が本を読み出すと「いきるな!」と自分勝手に、

自分が一番偉いんだとでも言いたいような身勝手な女。

その上、誰も謝る素振りもない。

結構グループワークは進まず、散々な発表になった。

女性に対して偏見を持ちたくなる苦い記憶だ。

この座っている女に怒りが収まらなかった。

幸いにも後方の席が空いたので座ったが、

そのとき、僕は偏見を持っていることに気づいた。

女性がバスでカバンを背負ったら、降りるという偏見だ。

僕はそこまで自分の基準がないから、柔軟に判断できると思っていたが、

無自覚になるだけで、理由もわからず感情を抑えられなくなるのだとしたら、

とても危険なのかもしれない。

基準があろうとなかろうと、どちらも苦しい。

人生に楽な道はないようだ。